船上で港で大物続々 女川釣りフェス 159人が腕前競う
女川町の水産資源の豊かさや観光コンテンツとしての魅力をアピールし、東日本大震災からの復興につなげる「女川釣りフェス2023」(東北電力、釣り東北社主催、河北新報社、三陸河北新報社共催)が18日、同町の女川湾で開かれた。船釣りと岸壁での穴釣りの2部門を開催。男女計159人が腕前を競った。
女川港観光桟橋周辺の岸壁であった「女川港名物 穴釣り名人は誰だ」には、家族やグループなど約100人が参加し、20人ずつ計5回実施した。参加者は岸壁の空気孔に仕掛けを垂らし、15センチほどのメバルやギンポを釣り上げた。
初めて釣りをしたという石巻小5年の山下瑠莉さん(10)は、制限時間の40分間でメバル2匹を釣った。「想像以上に大きくてうれしかった。お母さんに料理してもらう」と喜んだ。
船釣り「カレイ&アイナメ釣り大会」は午前6時に出港。8隻の船に分乗し、釣り上げたカレイとアイナメの総重量を競った。終了後に岸壁で検量を実施。40センチを越える大物が現れると、参加者からどよめきが起こった。
表彰式を開いた町まちなか交流館では、豪華賞品が当たる抽選会などもあった。船釣りの個人の部で優勝した、石巻市あゆみ野1丁目のアルバイト阿部健司さん(66)は「5回目の参加で初優勝できた。来年は連覇したい」と話した。
参加者が釣った魚の一部は、同町浦宿浜の特別養護老人ホーム「おながわ」を運営する社会福祉法人「永楽会」(大和町)に贈った。
結果は次の通り。穴釣り部門は代表者名(敬称略)
【船釣り】
▽個人の部
(1)阿部健司(石巻市)総重量8659グラム
(2)福地信一(大衡村)
(3)遊佐亨(栗原市)
▽ペアの部
八島哲・日下みどり(白石市)総重量1万610グラム
▽カレイ大物賞
梶原武敏(石巻市)47センチ
▽アイナメ大物賞
中川勝(加美町)50センチ
▽シニア賞
針生承一(仙台市)
▽ジュニア賞
小松虹(気仙沼市)
▽特別賞
茂泉真穂(塩釜市)
【穴釣り】
▽アイナメ&カレイ大物賞
佐々木美香(涌谷町)マコガレイ17.5センチ
▽メバル&ソイ大物賞
三浦佐奈江(女川町)メバル15.5センチ
▽ハゼ・ギンポ&他魚大物賞
・8時の部 木村 靖子(女川町)ギンポ12.5センチ
・9時の部 今野 利香(仙台市)ギンポ12センチ
・10時の部 伊藤真理子(栗原市)ギンポ13.5センチ
・11時の部 木村 るり(女川町)ギンポ15センチ
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