いらっしゃいませ>阿部勝味噌醤油醸造店(石巻市流留)
<風土に合う味、守り継ぐ>
1926(昭和元)年創業。石巻市流留で3代にわたり造り続けられるみそとしょうゆは、リピーターが多く、一部から「他の人に教えたくない」と言われるほど根強い人気がある。
店舗裏の作業所で家族4人でみそやしょうゆを造り、直売している。5年前に店を新築し、新規の客も増えてきているという。
1キロ650円の「マルカツ仙台みそ」は、県産のコメと大豆(ミヤギシロメ)を使用。和釜で炊いた大豆に、こうじ蓋を用いた昔からの製法で手作りしたこうじを同量以上加えており、コクと甘みが強い。
「フジカメ醤油(しょうゆ)」は1リットル360円。海産物の多い石巻の食文化に合わせて造っている。特に刺し身との相性は抜群で、煮付けにも適している。
1リットル730円の「四季のつゆ」は、甘さ控えめでうま味が強い。平成初期から30年以上変わらぬ味で、何にでも合う。
店主の阿部好勝さん(57)は「地域に根差した味を1度試してみてほしい。食べると分かる違いを実感してほしい」と語る。しょうゆ、つゆは300ミリリットルの「チビサイズ」もあり、少量から試すのにおすすめだ。
(石)
■メモ:営業は午前8時~午後7時。定休日は毎月第3日曜日。不定休もある。石巻市流留町31。連絡先は0225(24)0438。
関連リンク
- ・合宿誘致や交流促進 いしのまきスポーツコミッション、初年度事業決まる
- ・友好の「佐藤錦」、今年も 東根から東松島へ1100人分
- ・ウクライナから避難のイリナさん、母国の衣装や踊り紹介 石巻・開北小児童と交流
- ・フレッシュマン奮闘>石巻信用金庫
- ・発掘!古代いしのまき 考古学で読み解く牡鹿地方>道嶋氏一族の活躍