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フレッシュマン奮闘>石巻信用金庫

 この春に新たな一歩を踏み出した若者たち。研修や業務の現場で奮闘の日々が続く。新たな舞台に立った新社会人を紹介する。(随時掲載)

石巻信用金庫 佐藤隆樹さん(22)      

理想の職員を目指し日々まい進する佐藤さん(撮影時のみマスクを外しました)

<人に寄り添う職員に>

 石巻信用金庫の経営理念に引かれ、入庫を決めた。同社の信条は地域社会や顧客への奉仕。探していた「地域に恩返しができる場所」に合致した。

 本店営業部の営業担当。現在は融資関連の業務でアシスタント役を務め、先輩職員のそばで日々、知識を吸収している。「周りは優しくて尊敬できる人ばかり。だからこそ100%を超えて120%の力が出せる」。新入社員生活は「毎日楽しい」と笑う。

 東松島市矢本出身。矢本一中では剣道部、石巻商高では弓道部で練習に打ち込んだ。進学した石巻専修大経営学部では観光や町おこしに関するゼミに所属。街を歩き、地域の魅力を探した。

 就職時期が近づき、自分と向き合った時、地元への思いが浮かんだ。視野を広げるべく始めたアルバイトは食堂や郵便局、おもちゃ屋などさまざま。たくさんの地域の人と出会った。「これから一人でも多くの人を笑顔にして『この街に居続けたい』と思ってほしい」

 入庫の決め手になったのは両親の笑顔。利用者としての石巻信金の印象を尋ねた時、笑みを浮かべながら話してくれた。「ここなら理想をかなえられる」と確信した。

 目指すのは「人のつらさや痛みに寄り添える職員」。資格試験など学ぶことは多い。帰宅後も勉強に励み、家族から「早く寝なさい」と言われることも。それでも「目標に近づいていると思えば、大変さも成長している証し」と朗らかに語った。

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