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カカオ題材にSDGs考える 石巻商高で特別講座

カカオ豆の生産を学び、SDGsについて考える1年生

 石巻商高(生徒359人)で、1年生(113人)を対象にした特別講座「チョコレートの世界へようこそ」があった。英語コミュニケーションの授業の一環。

 講師は明治北日本支社仙台オフィス(仙台市宮城野区)食育担当の中屋沙希子さんが務めた。明治が2006年から実施するカカオ農家の支援活動「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」を説明。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の17番目「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に向け「カカオ農家と一緒に安定した生産に取り組んでいる」と話した。

 チョコレートの歴史やカカオ豆からチョコレートになるまでの製造工程も紹介し、「チョコレートのおいしさはカカオのおいしさ」と語った。

 生徒たちは2種類のチョコを試食し、産地の違うカカオ豆の味の違いを考えた。講義を通じて、カカオ産業や農家が置かれた環境を改善すれば持続可能な生産に結びついていくことを認識し、SDGsについての知見を広めた。

 特別講座は5月23日に開かれた。1年生の英語コミュニケーションの授業では、カカオ農家を例にSDGsの実現に向けて考える単元がある。

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