不便改善へ要望続々 石巻・河南地区で「動く市長室」
石巻市は20日、市長が地域に出向いて住民の市政への意見や要望を聞く「動く市長室」を河南総合支所で開いた。行政委員を中心に住民7人が参加した。
北村俵庭地区の男性は「道幅が途中で急に一部が狭くなっていたり、細くて救急車が入れず、ストレッチャーで運ばざるを得ない市道がある。早期に拡幅してほしい」と要望した。斎藤正美市長は「現地を確認させ、検討する。思いがかなうよう取り組む」と答えた。
「人口減や高齢化で地域活動が資金的にも厳しい」という北村大沢地区の男性は「市の助成金もあるが、告知が遅く、申請が大変だった。助成の判断も遅かった」と訴えた。斎藤市長は「苦労をおかけした。告知を早めさせる」と応じた。
東日本大震災後の移住で住宅が430軒ほど増えた広渕地区の男性は「都市計画税を納めていても側溝が未整備のところがある。U字溝でしっかり整備してほしい」と求めた。斎藤市長は「趣旨を受け止め、しっかり進めたい」と話した。
次回の動く市長室は23日に河北総合支所である。
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