災害時の巡視や倒木撤去で連携 女川町、森林組合と協定
女川町と石巻地区森林組合は26日、災害発生時の応急措置に関する協定を結んだ。町内で自然災害が発生した際、町が組合に倒木や土砂の撤去、巡回パトロールなどを要請し、組合は人員の派遣、資機材の提供などで協力し、町とともに現場での作業に当たる。
締結式が町役場であり、大内伸之組合長は「長年の経験と組合の強みである伐採技術を生かし、災害時対応に当たる。互いに有益な協力体制で取り組んでいく」と語った。
須田善明町長は「大変心強く思う。復旧作業、二次災害防止と、コミュニケーションを取りながら進めていきたい」と感謝した。
協定は近年、台風や豪雨災害が多く発生し、倒木や土砂が救難や復旧作業の妨げになっていることから組合が働きかけた。
2020年に東松島市、21年には石巻市とも同様の協定を結んでいる。
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