ビンチョウマグロ、カツオ豊漁 遠洋一本釣り船初入港 石巻魚市場
石巻市の石巻魚市場に26日、遠洋カツオ・マグロ一本釣り船が今季初めて入港した。昨年はビンチョウマグロが不漁で1年間の水揚げ量が約100トンほどだったが、今年は豊漁。冷凍のビンチョウマグロ303トンとカツオ53トンを水揚げし、港が活気づいた。
水揚げしたのは、静岡県沼津市の永盛丸が所有する第31永盛丸(499トン)。5月15日から今月25日にかけて、金華山の南東約500キロの海域で漁獲した。
作業は漁船の入港を歓迎するセレモニーの後にあり、夕方まで続いた。船内の冷凍マグロとカツオがベルトコンベヤーなどで運び出され、水揚げ棟のスタッフがサイズごとに選別した。
永盛丸の里見淳漁労長(54)は「昨年に比べてビンチョウマグロもカツオも姿が見え、質もいい。次は7月上旬ごろに石巻に入港できそうなので、消費者にはたくさん食べてもらいたい」と語った。
水揚げされたマグロとカツオは、全国のスーパーなどで刺し身用などとして販売される。
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