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釜大街道線に信号機を 石巻2校PTAなど、市に要望 「50人以上が通学利用」

信号機の設置を要望した釜大街道線の交差点
要望書を提出する(左から)山田会長と佐藤会長

 石巻市大街道小と石巻中のPTAなどが26日、同小近くを走る都市計画道路「釜大街道線」の交差点への信号機設置など、通学路の安全対策の強化を市に要望した。

 信号機設置を求めたのは釜大街道線と南北に走る市道の交差点。両校の通学路で毎日50人以上の児童生徒が利用する。要望は(1)押しボタン式信号機や歩道橋の設置(2)通学路を示す路面標示や交差点のカラー舗装など注意喚起策(3)横断歩道の点灯といった夜間の安全対策-の3項目。

 大街道小PTAの山田英貴会長(47)と石巻中PTAの佐藤俊治会長(46)が市役所を訪れ、両校や地元3町内会との連名で斎藤正美市長に要望書を提出した。

 3月末に全線開通した釜大街道線は交通量の増加や高速走行する車両により、人身事故の危険性が高まっていると指摘。実際に交差点で物損事故が発生していることから、早期の安全対策を求めた。

 市は釜大街道線の計画段階から県公安委員会に信号機の設置を求めていることを説明。信号機は県内で300件超の設置要望がある一方、予算の都合で年8基ほどの実現にとどまっている状況も紹介した。独自の対策として22日に交差点の路面に横断者注意の標示を加えたほか、注意喚起の看板を複数設置することも報告した。

 両PTA会長は「実際に物損事故があり、みんなが心配している」と訴えた。斎藤市長は「早期に信号機設置が実現するよう皆さんと一緒になって働きかけたい」と述べた。

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