逸品イッピン！＞巻風ホップソルト　イシノマキ・ファーム（石巻市北上町）

土産物、製品といった石巻地方自慢の「逸品」を紹介する。

苦み爽やか、肉に魚介に

　ビールの原料になるホップはハーブの一種。石巻市北上町で自社栽培するホップの魅力をビールとは違う形でも届けようと、爽やかな苦みの「大人のふりかけ」に仕上げた。

　塩は同市鮎川浜の障害福祉サービス事業所「くじらのしっぽ」が製造する「金華塩」を使う。乾燥させて細かく砕いたものと花びら状のハーブをふんだんに混ぜ、タイムとセージのハーブ２種も加えた。

　地元の海産物のカルパッチョや焼いた肉に合わせれば苦みが楽しいスパイスになる。おつまみにかけて同社製造のクラフトビールと一緒に味わうのもお勧め。４月に発売し、市内のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ石巻」でも料理に使われているという。

　開発を担当した金敷咲さん（３２）は「ビールと一緒でも、ビールを飲めない人も、いろいろなものにかけて楽しんで」とＰＲする。
（科）