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県観光連盟が功労表彰 東松島観光物産公社、貴凛庁

渥美市長(中央)に受賞を報告した三井社長(左)と公社社長の小山修副市長(右)

 東松島市の東松島観光物産公社と同市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」を運営する貴凛庁が、本年度の県観光連盟観光功労者表彰を受けた。

 観光功労者・団体の部で表彰された東松島観光物産公社は、前身の奥松島観光公社時代から同市宮戸の嵯峨渓を巡る遊覧船運航や特産品のノリ、カキなどのPR、販売事業を展開。長年にわたって観光客の受け入れ態勢強化に尽力したことが認められた。

 貴凛庁は観光振興事業の部で受賞。2020年、22年に音楽やサンドアートを楽しむイベント「なないろの芸術祭」を開催した。東日本大震災で被災した野蒜地区でアートの魅力を発信。多くの来場者を呼び込み、先進的な取り組みと評価された。

 両社は6月28日、東松島市役所で渥美巌市長に受賞を報告した。公社の門馬真紀江総務課長は「今以上に関係団体と連携を取り、サポートしながら市内への集客に努めたい」と語った。

 貴凛庁の三井紀代子社長は「新型コロナウイルスが5類に移行し、教育旅行が活発になっている。さらにブラッシュアップしたコンテンツを作りたい。受賞は励みになる」と話した。

 渥美市長は「市は昨秋、県内で初めて『世界の持続可能な観光地TOP100』に選ばれた。今回の表彰は市の観光振興に弾みがつく」とたたえた。

 本年度の受賞は2団体、1事業、2個人。同市の功労者・団体の部の受賞は21年の奥松島体験ネットワークに続き2例目。観光振興事業の部での受賞は初めてだった。

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