フレッシュマン奮闘>真壁病院
この春に新たな一歩を踏み出した若者たち。研修や業務の現場で奮闘の日々が続く。新たな舞台に立った新社会人を紹介する。(随時掲載)
真壁病院 看護師 木村理乃さん(23)、辺見萌恵さん(22)
<常に患者と向き合う>
東松島市矢本の真壁病院に4月から勤務する看護師の木村理乃さん(23)、辺見萌恵さん(22)はともに同市出身で、現在4、5人の入院患者を担当している。「学ぶことはまだたくさんあるが、患者を観察できる幅も広がり、できることも増えてきた。退院後も穏やかに過ごせるよう手助けできれば」と意気込む。
木村さんは石巻市桜坂高を卒業後、市医師会付属准看護学校に通い、茨城県中央看護専門学校に進学した。「アレルギー治療などで病院に通う機会が多く、祖父母の入院や面会の際に看護師に優しく接してもらえたのが目指すきっかけになった」
准看護学校在学時も真壁病院で看護補助の業務に関わり、2時間半から3時間ほど働いてから学校に通っていた。患者に名前や顔を覚えてもらい「行ってらっしゃい」と言ってもらえたのが励みになったという。「患者に笑顔で接することを心がけている。病院でもリラックスして過ごしてもらえたら」と話す。
辺見さんは石巻好文館高を卒業後、東北福祉大保健看護学科に進んだ。「小さい頃は胃腸が弱く、病院によく通っていた。病気予防に助力できる保健師について学んだ知識も生かせている」と語る。
患者一人一人にしっかり向き合うことを大切にする。「1人で座る、食事をするなど、患者が自分でできることを増やす手助けをしていきたい」と話した。
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