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いらっしゃいませ>お茶の桜井園(石巻市広渕)

日本茶の楽しみ方を提案するゆかりさん(左)と美智子さん

<日本茶の魅力、若い人へ>

 創業45年を迎える、路地にある小さな日本茶専門店。代表の桜井美智子さん(64)と長女ゆかりさん(33)が暮らしに合うお茶を提案する。

 看板商品の「桜井園伝承ぶれんど茶」(90グラム、1080円)は、創業者で2014年に他界した美智子さんの夫貞之さん=当時(54)=が「石巻のお茶っこ飲みに適したお茶」を求め、九州産の茶葉「さえみどり」と「あさつゆ」の独自配合を考案。熱いお湯でも苦くならず、何煎(なんせん)でも色と味を楽しめると根強いファンが多い。

 「抹茶入り玄米茶」(150グラム、918円)は抹茶の深みと玄米の香ばしさが程よく3煎目までおいしく味わえる。優しい味の「玄米入ほうじ茶」(80グラム、378円)は夜に一息つきたい時にもお勧め。茶葉5種類を飲み比べできるティーバッグのセット(910円)はちょっとしたギフトに人気だ。

 いずれも「手頃な価格でおいしい」と好評で、県外から定期的に注文する顧客も。

 日本茶インストラクターの資格を持つゆかりさんは、市内外のイベントに出向き、水出し茶の入れ方やほうじ茶の作り方など、日本茶の楽しみ方を紹介する。「若い人に日本茶の魅力を伝えたい」。お店に並ぶおしゃれな茶器も日本茶を身近に感じさせてくれる。
(相)

■メモ:営業は午前10時~午後6時。日曜定休。石巻市広渕窪田18。連絡先は0225(73)2936。

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