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県内の学校給食費を無償に 市民グループ、石巻駅前で署名活動

子育て世代の負担軽減を市民に訴えるメンバーら

 石巻市の市民グループ「学校給食費の無料化をめざす石巻市民の会」は6日、県内の小中学校の給食費無償化を求めて、JR石巻駅前で署名活動を実施した。

 会員約15人が参加した。メンバーは横断幕やプラカードを掲げ、通行人に協力を呼びかけた。署名は県に提出し、給食費にかかる費用を県と市町村が折半するなど、各市町村に対する財政支援を求める。

 県教委によると、県内35市町村のうち10市町村が完全無償化している。石巻市は財源確保の難しさから実施の予定がない。市の給食費は小学校で1年間当たり5万1480円、中学校で6万1250円。

 マイクを握った阿部加代子共同代表(80)は「給食のない夏休みになると子どもがやせ細る困窮家庭があるという。負担軽減のため無料化を広げたい」と語りかけた。

 署名活動は6月の発足以来、初めて実施した。9月中の1万筆達成を目標に継続する。中山悦子共同代表(77)は「声を上げなければ始まらない。多くの皆さんに協力してほしい」と話した。

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