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高校野球宮城大会・1回戦 石巻好文館、利府に大敗

 第105回全国高校野球選手権宮城大会は11日、県内2球場で1回戦6試合を実施した。石巻勢では、石巻好文館が利府と仙台市民球場で対戦し、0-9で七回コールド負けだった。

 石巻勢8校7チームは全チームが出そろい、石巻工、日本ウェルネス宮城、石巻西、石巻商の4校が1回戦を突破した。4校はいずれも14日に2回戦を迎える。石巻市民球場では石巻工が東北と午前11時半から、石巻商が聖和と午後2時から対戦。日本ウェルネス宮城は古川学園と仙台市民球場で午前11時から、石巻西は仙台二と鹿島台中央野球場で午後0時半から戦う。

石巻好文館、反撃ならず

【利府―石巻好文館】 5回1死1、3塁のピンチでマウンドに集まる石巻好文館の選手たち

◆1回戦(仙台市民)
利府    0100251-9
石巻好文館 0000000-0 (七回コールドゲーム)
(利)亀谷、伊藤、小酒井-太田、一條(好)磯田-日野
 ▽三塁打=渡辺(利)▽二塁打=本田2、亀谷、渡辺、佐藤(利)

【評】石巻好文館は利府の投手陣を打ち崩せなかった。0-8で迎えた六回、先頭の阿部匠が右前打で出塁するも後続が倒れ、七回の高橋の左前打と合わせ2安打に終わった。主戦磯田は四回までを被安打2に抑えたが、踏ん張りきれなかった。

<攻撃強化実らず>
 初回から四回まで毎回走者を許しながらも、序盤は最少失点に抑えた。主将の梶原は「守備はいい形で入れたので、攻撃にもつなげたかったが流れをつくれなかった」と振り返る。 
 練習メニューを選手主体で考えた。利府の投手対策としてピッチングマシンの球速を上げ、バントでつなぐ練習をするなど打撃面を強化した。「全員が自分のスイングをしようと試合に臨んだ。内容は良かったが結果がついてこなかった」 
 後輩たちには「野球のセンスがあるので、このまま伸ばしていってほしい」とエールを送った。

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