「すみよし夏祭り」誕生、例大祭と同日開催に 児童の鼓笛隊パレードも 石巻
石巻市住吉町に16日、新しい地域の祭り「すみよし夏祭り」が誕生する。これまで8月15日に行われてきた「住吉町夏祭り」と、7月第3週の「住吉八雲神社例大祭(カッパ祭り)」を同日開催とし、住吉小鼓笛隊のパレードも併せて実施する。主会場の住吉小体育館での催しは午後4時にスタート。大抽選会や花火大会などがあり、キッチンカーも並ぶ。
住吉町夏祭りは、同町1丁目、2丁目町内会の合同開催で通算28回を数えた。しかし、新型コロナウイルスの影響で中止が続いたことや町内会役員の高齢化もあり、同校PTA、子ども会などで構成する実行委員会を設立し、新たなスタートを切ることにした。
カッパ祭りの日程に合わせて開催することで、地域の一つの大きな祭りとする。参加率の向上と運営の負担を減らし、持続的な地域の祭りを目指す。
日中は鼓笛隊パレードとカッパ祭りのみこし渡御。パレードは午前11時に住吉小を出発し、住吉八雲神社を合祀(ごうし)する住吉大島神社で折り返す。実行委は「コロナ禍で鼓笛隊を披露する機会が減っていた。祭りに組み込むことで発表の機会を増やした」と話す。カッパ祭りの子どもみこしは午後1時半から町内を練り歩く。
住吉小体育館では女川町在住の工作系ユーチューバー「あきばこさん」のワークショップ(午後5時)、お楽しみ大抽選会(午後6時)などがある。
子どもたちが運営する子ども屋台では、射的やヨーヨー釣り、クジ引きなどが行われる。焼きそば、カレー、かき氷などキッチンカーも5台が並ぶ。花火大会は午後7時45分から。
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