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川開き祭りの由来や変遷、市民ら学ぶ いしのまき歴史さんぽ 本間英一さんが解説

川開き祭りの歴史をテーマにした勉強会

 石巻市の歴史を学ぶ勉強会「いしのまき歴史さんぽ」が10日、同市中央2丁目の市かわまち交流センターであった。今年100回目を迎える石巻川開き祭りをテーマに取り上げ、参加者が祭りの由来や変遷に理解を深めた。

 NPO法人石巻アーカイブが主催、会員や市民ら約20人が参加した。アーカイブ会員で郷土史に詳しい本間英一さん(74)=石巻市門脇町2丁目=が、大正、昭和時代の写真とともに祭りが始まった経緯や行事の移り変わりなどを解説した。

 本間さんは、明治生まれの祖母ひでさんが書き残した日記も紹介した。第2回の祭りがあった1917(大正6)年8月4、5日は「朝よりの見事なる花火に水泳・ボート・和船の競争、いとにぎやかなる由」などと記述。花火がとてもにぎやかだったことや朝方や昼過ぎに雨が降ったことなどが書かれていた。

 本間さんは「前夜祭の花火は尺玉、2尺玉を打ち上げたようだ」と説明した。

 参加者からは川開き祭りの名前の由来や、東日本大震災があった2011年の花火大会などについて質問があった。

 次回9月の勉強会では流留渡波塩田を取り上げる。

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