通信改善やシカ対策、住民訴え 牡鹿で石巻市「動く市長室」
石巻市は6日、市長が地域を訪ねて住民から要望や意見を聞く「動く市長室」を、市牡鹿保健福祉センター「清優館」で開いた。住民25人が参加し、交通利便性の向上やシカ対策、漁港整備の必要性などを訴えた。
鮎川地区の男性は、県道石巻鮎川線の一部区間で携帯電話の通信環境に課題があることを指摘。県が年度内に風越道路改良の3期工区の着工を計画していることから「災害対策として、携帯電話やラジオが利用できる道路とトンネルにしてほしい」と求めた。斎藤正美市長は「実現できるよう県に諮りたい」と答えた。
給分浜地区の男性は、外国人労働者の宿舎として復興公営住宅を活用できないか相談。「活用できれば浜でも外国人労働者の雇用が進み、活気づくのではないか」と提案した。斎藤市長は「復興公営住宅の利活用も視野に、外国人労働者が働きやすい環境整備に取り組む」と述べた。
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