女川原発「こんにちは訪問」、始まる 住民に安全対策説明
東北電力女川原発(女川町、石巻市)は11日、立地地域の住民に原発の情報を説明し、意見を聞く「こんにちは訪問」を始めた。8月4日までに、女川町と石巻市の一部、計約3700戸を訪れる。
11日は女川町女川浜の運動公園公営住宅を訪問した。同町大原北区の区長を務める鈴木浩さん(76)宅では職員2人がリーフレットなどを使って11月完了を目指す女川2号機の安全対策工事の進捗(しんちょく)状況などを説明した。鈴木さんは「電気は必要なもの。安全に進めてほしい」と話した。
女川原発地域総合事務所の鈴木俊輔課長は「安全対策工事でどのように安全性が向上したのかをきちんと伝え、安心していただけるよう説明していきたい」と話した。
こんにちは訪問は1994年に始まり、44回目。夏と冬の年2回実施している。東北電は24年2月の女川2号機再稼働を目指している。
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