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「新しい夏祭り」 地域挙げ楽しむ 子ども企画運営の屋台も 石巻・住吉町

子ども屋台で射的を楽しむ来場者ら

 石巻市住吉町の新しい地域の祭り「すみよし夏祭り」(実行委員会主催)が16日、住吉小体育館を主会場に開かれた。日中は同校4~6年生による鼓笛隊パレード、1~3年生による住吉神社カッパ祭り子どもみこし行列があり、夕方からは体育館内で屋台やワークショップなどを楽しんだ。キッチンカーも5台並び、親子連れを中心に360人以上が来場した。

 子どもが中心となって行う子ども屋台は、地域ごとに3班に分かれ、ヨーヨー釣り、くじ引き、射的など計五つの遊びを提供。会場は歓声であふれた。子どもの職業体験が目的で、子どもたちが企画、運営し、保護者らがサポートした。

 体育館脇に、かき氷、石巻焼きそばなどのキッチンカーが並び、来場者らは会場内外で食を楽しんだ。女川町在住のユーチューバーあきばこさんによる工作ワークショップや、来場者全員に当たる抽選会もあり、花火大会で締めくくった。

 住吉小2年の相沢英翔(えいと)君(7)は「ヨーヨーを二つ釣った。楽しい」と笑顔。同1年の阿部帆乃美さん(6)は「(みこしは)旗を持って法被を着て2時間くらい歩くのが大変だった」と話した。

 以前は町内会が主催していた夏祭りだったが、新型コロナウイルス禍で3年間中止。再開に当たり、コロナ禍前とは違う新しい形で復活させようと話し合われ、歴代の住吉小PTA会長らを中心に実行委を結成した。

 実行委代表幹事の新妻勇一さん(47)は「子どもの興味が湧くイベントを目指し企画した。子どもだけでなく、高齢者も地域と交流できる祭りにしたい」と語った。

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