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「石巻の夏」を表現 小学生40人がオブジェ共作 川開き祭り期間中、展示

完成したピースを組み立てて一つのオブジェにした
色つきシールで「空」や「風」などを表現する参加者

 段ボールにシールでデザインを施しオブジェを作るワークショップ「石巻ピース」が8日、石巻市中央3丁目の旧観慶丸商店であった。石巻地方の小学生約40人が参加。それぞれがイメージする「石巻の夏」を描いた段ボールを組み立て、一つの大きなオブジェを作った。

 一般社団法人「Reborn-Art Festival」が主催。石巻川開き祭り(8月4~6日)に向けて企画した。石巻市出身の作家で東北芸術工科大グラフィックデザイン学科教授の沢口俊輔さんが講師を務め、子どもたちは実際のアーティストの視点や表現に触れた。

 参加者は縦横35センチの段ボール板をキャンバスに、濃淡の異なる青3色と白のシールで「石巻の夏」を描いた。最後にそれぞれが装飾した段ボール同士を組み立て、高さ約2メートルのオブジェに仕上げた。

 石巻市中津山小4年の佐藤百々花さん(10)は「シールを重ねて空の雲を表現した。楽しかった」と話した。沢口さんは「デザインを作ることで石巻がどんな街か考えてほしい」と述べた。

 制作したオブジェは、川開き祭り期間に旧観慶丸商店で展示する。会期は8月5、6の両日で、午前10時~午後5時。ピースの組み立てや制作体験もできる。

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