夏全開、白波に歓声 梅雨明け、平年より2日早く 石巻地方
仙台管区気象台は22日、東北南部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より2日早い。昨年は梅雨明け日を特定できなかった。石巻地方は晴天が広がり、夏休み最初の週末と重なった各地の海水浴場は、涼を求める親子連れらでにぎわいを見せた。
石巻地方は同日、高気圧に覆われ好天に恵まれた。気象台によると、石巻市の最高気温は27.2度(午後3時)。向こう1週間も晴れる日が多くなる見込み。
この日が海開きだった同市の長浜海水浴場は、初日から多くの家族連れらが集まった。子どもたちは砂浜で穴を掘ったり、浮輪で波に乗ったりして楽しんでいた。
家族で訪れた大崎市古川の会社員狩野秀幸さん(39)は「新型コロナウイルスの制限が緩和されたので、来たことのある長浜を選んだ。目いっぱい遊んで帰る」と笑顔。娘の古川三小6年の幸愛(ゆきあ)さん(11)は「初めて海に入って波に乗った。楽しかった」と声を弾ませた。
21日に海開きした東松島市の月浜海水浴場では、家族連れがビニールボールでのバレーや貝殻探しなどをして歓声を上げていた。
家族や友人と訪れた仙台市将監小2年の村上優真君(8)は「海水浴をしたのは初めて。水は少し冷たかったけど、気持ち良かった」と笑顔を見せた。
石巻地方では22日、石巻市雄勝地区の荒浜海水浴場も13年ぶりに海開きするなど、市内全5カ所がオープン。東松島市では野蒜海水浴場も開設されている。遊泳期間はいずれも8月20日まで。
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