冷っこい　石巻地方のかき氷＞みぞれべっこう　フロレスタ石巻（石巻市門脇元浦屋敷）

　暑い日が続く今年の夏。ぐったりしそうな心と体をしゃっきりさせてくれるのがかき氷。石巻地方の個性あふれるかき氷を紹介する。（相沢春花）

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　琥珀（こはく）色に輝く氷が、宝石のようなたたずまいを感じさせる「みぞれべっこう」（７４８円）。角がなく優しい甘さが口いっぱいに広がる。

　上白糖を一切使わず本和香糖やきび糖、蜂蜜などで作るべっこうあめのような味の蜜をぜいたくにかけた逸品。口当たりのいい優しい甘さに仕上げた。

　８月いっぱい、６種類のかき氷を提供する。みぞれべっこうの蜜は、ほかのかき氷のシロップのベースとしても使われる。

　京都府で有機栽培されたお茶を使った「宇治抹茶」や「ほうじ茶練乳とわらびもち」、数種類のベリーとホワイトチョコがかかった「ミックスベリーミルク」、「いちごとミルク」はいずれも７４８円。マンゴーの王様アルフォンソマンゴーを使った「とろーりアルフォンソマンゴー」（８２５円）もある。

　氷にもこだわり、石巻市の曽波乃神屋氷店から仕入れる。気泡がなく透き通った氷は削ると舌触りが良くなめらか。日によって氷の状態が違うため、その日の氷の質に合わせて削り出す。

　江刺宏美マネージャー（５９）は「涼しい店内でゆっくりしながら食べていただきたい」と話した。