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人材育成「若者ゆめ基金」 宮城ヤンマー、3高校に150万円寄付 4回目

浅野社長(左)から寄付金を受け取る小山校長(中央)と大高校長(右)

 国内のさまざまな産業で活躍する人材育成を目指し、石巻市松並1丁目の宮城ヤンマーが2020年に設立した「若者ゆめ基金」の第4回寄付金贈呈式が21日、同社であった。

 宮城水産、石巻工、石巻商の3校に50万円ずつ、計150万円を贈った。贈呈式には宮城水産、石巻工の2校が出席し、浅野文孝社長が寄付金を手渡した。

 浅野社長は「学びの環境づくりの一助になればいい。石巻地域だけでなく東北や日本、世界に羽ばたく人材育成のために今後も続けていきたい」とあいさつした。

 高校側を代表し、宮城水産の小山英明校長が「水産や工業、流通などの知識、技術を身につけさせ、生徒の育成に努めていく」と感謝した。石巻工の大高和義校長が感謝状を浅野社長に贈った。

 寄付金は実習の材料費や教材の購入などに使われているが、さらなる活用方法も模索する。大高校長は「海外へのインターンシップなどの機会を設けたい。現地で視野を広げてほしい」と話した。

 同社は今春、石巻商、石巻工の卒業生各1人を含む新卒者3人を新規採用した。今後は基金を充実させ、学校への支援の場を広げることも検討している。

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