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海岸防災林の大切さ知ろう 東松島で自然体験教室 児童、清掃や工作活動

木の端材を使った木工工作に取り組む児童ら

 防風や防潮などの機能を持つ海岸防災林に関心を持ってもらおうと、東松島市の大曲まちづくり協議会と市、県は、地元の小学生を対象とした自然体験教室を開いた。

 同市大曲小の3~6年生13人が参加し、大曲海岸の清掃活動を実施した。石巻市重吉町にある合板製造大手「セイホク」の工場や植林に使われる苗畑を見学。大曲市民センターでは木工工作活動に取り組んだ。

 木工工作はセイホクや地元家具店などから提供された木の端材を使用。宮城北部流域森林・林業活性化センター石巻支部の担当者からのこぎりと金づちの使い方の説明を受け、小さな家やカフェ、車など思い思いに好きな物を作った。

 体験教室は7月28日に開かれた。4年の阿部心春さん(9)は「木工は海岸で拾った貝殻を使った。海岸では1袋分ごみを拾ったので、魚のためにもみんなもごみを拾ってほしい」と話した。

 教室は2021年度から年3回開き、防災林や防潮堤でのウオーキングなども行っている。

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