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楽しみながら防災学ぶ 夏休み企画、始まる 石巻・震災遺構「門脇小」

スタンプラリーに挑戦する子どもたち

 石巻市の東日本大震災遺構「門脇小」で、楽しみながら防災について学べる夏休み企画がスタートした。館内に設置したポイントを巡る「防災・減災スタンプラリー」と、段ボールベッドの組み立て体験を用意。リチャード・ハルバーシュタット館長は「防災意識を高め、備えについて考える機会にしてほしい」と来館を呼びかける。

 防災・減災スタンプラリーは、27日まで休館日を除き毎日開催。館内6カ所のポイントを巡る。各所に「いざという時、全員が津波から安全に素早く逃げるためには?」といった設問と五つのスタンプが用意されており、設問に対し自分の答えに近いと思うスタンプを集めていく。選んだスタンプで、自分が自立(自助)、協力(共助)、支援(公助)、どの防災タイプかが分かる。

 体験した横浜市の小学4年結城玲奈さん(10)と、いとこで神奈川県鎌倉市の同5年国松博明君(11)は「いざという時のために、何を準備しておけばいいか考えるきっかけになった」と振り返った。

 段ボールベッドの組み立て体験は16、22日の2日間。避難所がどのような場所かを学んだ後、段ボールベッドを組み立てて寝心地などを確かめる。時間は両日とも午前11時と午後1時半の2回。定員は各20人、当日受け付ける。

 両企画とも参加無料だが、入館料が別途必要。夏休み期間中は「宮城県内小中学生無料パスポート」が利用できる。月曜休館。

 連絡先は門脇小0225(98)8630。

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