「健やかな成長に」 東松島市へ生理用品寄贈 建設業など3社が連携
東松島市の子どもたちや家族らに初潮を迎える準備に役立ててもらおうと、建設業の日本フカフィー(多賀城市)などが同市に生理用ナプキンを贈った。小学4年~中学1年の女子児童・生徒の人数分の676セットを寄贈し、7月中に学校を通じて配布された。
寄贈したのは同社の他に、スーパー経営などを手がける「御前屋」(女川町)と、結婚式場などを運営する「浦島」(栗原市)。事業を通じて縁のある日本フカフィーが声を掛け、賛同した。
同社は新型コロナウイルス禍で経済的に困窮する人のため、数年前に多賀城市に生理用品などを寄贈。今回は生理の仕組みなどが記載された冊子も用意した。
4日に東松島市役所で贈呈式があり、日本フカフィーの金津重哉社長と御前屋の佐藤広樹社長、浦島の菅原康副社長が出席。渥美巌市長に目録を手渡した金津社長は「子どもたちが安心して大人になっていける手助けができればと思った。これを機に保健室の先生や親御さんとコミュニケーションを図り、健やかに成長してほしい」と語った。
渥美市長は「生活が苦しい家庭で苦労する子どもたちもいる中、非常に助かる物。有効に使わせてもらいたい」と感謝した。
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