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異文化経験、一生の宝に 「おにぎり大使」豪州で活動 石巻市長に報告

斎藤市長にシドニーでの学びを報告する団員ら

 石巻地方3市町の中学生がオーストラリア・シドニーを訪問して国際交流する「おにぎり大使派遣団」の活動報告会が9日、石巻市役所であった。

 派遣事業は石巻地区広域行政事務組合が主催。7月26日に石巻市を出発し、同世代と交流したりホームステイを体験したりして1日に帰国した。

 報告会には団員の中学生32人のうち、石巻市内から参加した23人が出席。事務組合理事長の斎藤正美石巻市長に、研修を通して学んだことを1人ずつ発表した。

 団員たちは「自分から積極的にコミュニケーションを取る大事さを学び、一生の宝物になった」「異なる言語や文化の壁を越えて、交流や貴重な経験ができた」などと報告。桃生中3年の武田瑚白さん(14)は「視野が広がり、進路選択や将来を考える糧になった。経験を石巻のために役立てたい」と語った。

 斎藤市長は「グローバルに活躍できる人になってほしい」と激励した。

 10日には東松島市と女川町でもそれぞれ報告会を開いた。

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