年代超え、楕円球追う 石巻ラグビーフェスで交流 市内外から250人参加
プレーを楽しみながらラグビー精神を伝える「石巻ラグビーフェスティバル2023」が11日、石巻市総合運動公園で開かれ、市内外の小学生から70代まで約250人が参加した。
同市のラグビースクール「石巻ライノス」の子どもたちは父兄チームと対戦。石巻、石巻工、宮城水産の1年生合同チームは、石巻を中心に仙台市、大崎市の38歳以上の選手で構成する「over38」と戦った。幅広い世代が一緒になって楕円(だえん)球を追い、交流した。
石巻ライノス所属で釜小6年の鈴木誠君(12)は「親チームのタックルがしっかりしていて強かった。みんなで声を出し、チームプレーを磨きたい」と汗をぬぐった。
石巻工OBで、over38の一員として試合に臨んだ石巻市恵み野の松本敏明さん(48)は「10年ぶりのラグビーだった。昔の仲間と一緒に現役の高校生と戦えて楽しかった」と笑顔で語った。
フェスティバルの開催は新型コロナウイルスの影響で4年ぶり。石巻ラグビーフットボール協会の高橋到会長は「フェスを通じてラグビーを知ってもらい、競技人口増加のきっかけにしたい。人間関係や感謝する気持ちも学んでほしい」と語った。
石巻工、石巻と宮城水産の合同チーム、金足農業(秋田市)、仙台高専名取の4チームも参加し、それぞれ対戦した。
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