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デフスポーツ日本代表選手、東松島で強化合宿 キッズ教室も

キッズ教室で子どもたちを指導するデフバスケットボール日本代表の選手たち

 聴覚障害者によるデフフットサル男子とデフバスケットボール男女の日本代表合宿が11~13日、東松島市内であった。デフフットサルは代表候補選手11人、デフバスケットボールは代表選手ら35人が参加し、強化試合やキッズ教室などが行われた。

 11日に市奥松島運動公園体育館で「歓迎・激励式」が開かれ、渥美巌市長が「市はスポーツ健康都市を宣言し、合宿や大会を誘致して交流人口を増やしながら地域活性化に努めている。皆さんの合宿が実りあるものになってほしい」とあいさつした。

 キッズ教室には県聴覚支援学校などに通う小中学生5人が参加。選手から手話や身ぶり手ぶりを交えて指導を受け、シュート練習やミニゲームに汗を流した。

 市内でデフバスケットボールの代表合宿が行われるのは初めて。吉瀬融ヘッドコーチ(46)は「宿と練習場所が近く、選手が練習に集中できる環境。今回の合宿ではシュート力を強化したい」と話した。

 デフフットサル代表は一般社団法人日本ろう者サッカー協会に所属。同協会のデフサッカー代表も市内で合宿を行っており、昨年からは両競技の男女計4カテゴリーが訪れている。川元剛監督(44)は「宿泊先などの聞こえないことへの配慮がありがたい。11月のワールドカップに向けてチームの成熟度を上げたい」と語った。

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