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先祖しのぶ 猛暑の中、家族ら墓参り 石巻地方

手を合わせ、先祖の冥福を祈る家族連れ

 月遅れ盆に入って2日目の14日、石巻地方の寺院や墓地で墓参りをする家族連れの姿が見られた。

 猛暑が続く中、石巻市羽黒町1丁目の永巌寺には、檀家(だんか)らが先祖の眠る墓を訪れた。汗を流しながら墓の周りの草取りをしたり、墓石に水をかけ流したりした。線香や花を手向け、合掌して故人をしのんだ。

 同市山下町2丁目の横山憲夫さん(85)は義母と義父の墓を参拝した。「生前、よく息子と娘の世話をしてもらったのを思い出し、感謝の気持ちで拝んだ」と話した。

 仙台市泉区の石井好子さん(76)も義母と義父の墓に手を合わせた。「江戸時代から12代も続く墓を誰が守るかが重要な課題。ご先祖様のおかげで私たちがいるので、簡単に破棄するわけにはいかない」と不安な胸の内を明かした。

 この日は石巻市で午後0時25分に最高気温32.1度を記録した。

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