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盆踊り再開 石巻・中里第1町内会、4年ぶり「親睦の輪」 帰省客も参加

輪になって4年ぶりに再開した盆踊りを楽しむ地域住民ら

 石巻市中里2、3、5、7丁目で構成する中里第1町内会による「盆踊り大会」が13日、同市中里3丁目の北上公園で開かれた。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに開催。待ちわびていた地域住民や帰省客らが訪れ、親睦を深めた。

 公園内に特設のやぐらを設置。午後6時過ぎから集まった住民らが、スピーカーから流れる「中里音頭」「大漁唄い込み」「相馬盆唄」に合わせて踊った。やぐらには2台の大太鼓も載せ、小学生らが交代でたたき、祭りを盛り上げた。

 盆踊りは町内会が「就職などで地元を離れた人や新たに中里へ引っ越してきた人にも思い出になるイベントをつくりたい」と、毎年8月13日に開いてきた。コロナ下では地区の会館を使い、小規模の夏祭りを企画するなどして顔を合わせる機会を設けていた。

 盆踊りに欠かさず参加してきたという中里2丁目の福地良子さん(80)は「数年は太鼓の音や歌が聞こえずさみしかった。また集まれてうれしい」と喜んだ。

 桜井与四郎会長(73)は「4年前よりも参加者が多くて安心した。世代関係なく交流できるイベントを大切に、より良い地域にしていきたい」と語った。

 会場では子どもが楽しめるくじ引きなどを行った他、秋田や九州地方といった豪雨被災地のための募金箱も設置された。

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