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迎え盆、手作り風鈴に和む 女川裏方一座が初企画 駅前広場に160個飾る

保育所の園児らが作った風鈴を飾る裏方一座のメンバー

 迎え盆の13日、女川町民有志らでつくる「女川裏方一座」は、JR女川駅前に、地域住民らが作った風鈴160個を掲げた。先祖の供養の他、町民と町を訪れた人の無病息災を願い、初めて企画。観光客らが広場に掲示された風鈴の音色に癒やされていた。

 風鈴は町立のしおかぜ保育所と第四保育所の園児らのものを中心に公開。半分に切ったペットボトルの中に鈴を通し、「ピアノが上手になれますように」や「旅行に行きたい」など、願い事を書いた短冊も添えられている。大人は陶器で風鈴を作った。

 家族4人で観光に訪れた平坂悠翔(ゆうと)君(9)=岩手・滝沢中央小4年=は「心地よい音だった。風鈴を目にする機会がないので、珍しさもあった」と話した。

 掲示は「おかえりなさいプロジェクト」と題し、送り盆の16日まで行う。最終日は午後6~8時、女川駅前の広場で、紙ランタンと竹明かりをともす。

 裏方一座の加納純一郎座長は「町に来た人の心に残るだけでなく、季節感も味わってほしいと考案した。迎え盆という風習を知ってもらうのはもちろん、女川を好きになるきっかけになればうれしい」と語った。

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