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一緒に遊ぼう 教育学ぶ学生、実習前に幼児と交流 石巻専修大

幼児らと談笑する学生たち

 「お兄さん・お姉さんと一緒に遊ぼうin石巻専修大学」が7月31日、石巻市南境の石巻専修大で開かれた。保育士や幼稚園教諭を目指す同大人間学部人間教育学科の3年生がお話会や遊びの時間で未就学児らと触れ合った。

 東松島市の子育て支援団体「東松島ママサロン」と、同大人間教育学科が共同で初めて企画した。幼児と保護者計7組と、今秋に幼稚園での実習を控える人間教育学科の3年生16人が参加した。

 お話会では、子どもたちを前に紙芝居と手遊びを披露し、絵本の読み聞かせをして楽しませた。学生たちは遊びの時間で幼児らの輪に入り、積極的に声をかけて会話をしたり、一緒に遊んだりしてコミュニケーションを取った。

 男の子たちと電車遊びをした佐々木斗哉さん(20)=大崎市=は「子どもと触れ合うのは初めて。思った以上に多くを知っていて、行動には意味があることが分かった。幼くても賢く、可能性を実感した」と話した。

 菅原音々さん(21)=栗原市=は「子どもにどう対応していいか分からなかったので貴重な経験だ。幼稚園と小学校の教員免許を取得し、児童に寄り添える小学校の教員を目指したい」と言葉を弾ませた。

 幼児の母親たちは、同大人間教育学科の高橋有香里特任准教授による絵本講座を受講した。

 今回の企画は人間教育学科の授業の一環。学生が幼稚園での実習にスムーズに入れるようにするのと、子どもの就学前の段階を知ってもらう狙いがあった。

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