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記憶残る街並み再現 間垣と釜谷集落の模型展示 20日まで、大川震災伝承館

間垣、釜谷集落の模型を展示する会場

 石巻市の東日本大震災遺構「大川小」の展示施設「大川震災伝承館」で、かつての街並みを再現した「大川地区『ふるさとの記憶』模型展」が開かれている。20日まで。時間は午前9時~午後5時。観覧無料。

 震災で甚大な被害を受け、災害危険区域に指定された間垣集落と釜谷集落の模型を展示している。500分の1の大きさで、面積は約16平方メートル。住宅の位置や色などを忠実に再現し、元住民の思い出を記した「記憶の旗」も並ぶ。

 神奈川県から訪れた江森卓さん(51)と妻の瑞恵さん(46)は「模型一つで全てが分かる。クスッとする思い出も書かれているが、今はなくなっていると思うと考えさせられる」と話した。

 展示会は地域住民らでつくる実行委員会が主催。模型制作は神戸大や愛知淑徳大、一般社団法人「長面浦海人」などが連携した。

 2016~20年に1週間ほどのワークショップを6回開催。住民らに当時の様子などを聞き取り、間垣、釜谷、長面、尾崎の4集落を再現した。期間中は両大の学生が活動目的や模型について説明する。 

 連絡先は長面浦はまなすカフェ090(7330)3311。

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