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ビキニフィットネス 東松島の小松さん、再び全国大会へ 鍛えた曲線美で頂点狙う

東日本フィットネス選手権のメダルをかけ、ポーズを取る小松さん

 東松島市野蒜ケ丘の小松有紗さん(36)が9月9日、ビキニフィットネス(※)の全国大会に当たるオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス(宇都宮市)に出場する。昨年に続き2度目の挑戦。小松さんは「優勝を目指す。いずれはアジア大会などにも出場したい」と闘志を燃やす。

 小松さんは2021年から、ジムに通うなどして体を鍛え始めた。22年にチャンピオンシップスに出場し、8位に。仕事や家事に専念しようと一度は競技から離れたが、市内のジムで同じくボディービル競技に取り組む選手と知り合い、激励を受けたことを機に大会に復帰した。

 現在はヨガインストラクターやボディーメーク・食事指導の仕事をする傍ら、週4、5日のトレーニングを重ねている。特に気を配っているのは食事面で、和食を中心にし、脂質を取り過ぎないよう心がけているという。鍛え方のトレンドを調べ、脚の筋肉やウエストの細さなどを意識して体を絞ってきた。

 今年7月に神奈川県で開かれた東日本フィットネス選手権のビキニフィットネス158センチ以下級、同マスターズの2種目に出場し、いずれも2位だった。「全国大会を目指すに当たり、自分がどこまで通用するか確かめようと関東の強豪がそろう大会に挑んだ。158センチ以下級では1点差で優勝を逃し、悔しかった」と振り返る。

 全国大会は35歳以上~40歳未満160センチ以下級に出場する。

 トレーニングを継続できる背景には、家事の分担などで支えてくれる夫の存在がある。夫も体を鍛え始め、いずれは男女ペアで競う部門に夫婦で出場するのが目標だという。

 小松さんは「日々頑張っている女性たちが健康を維持しつつ、自分を大切にしようと思えるきっかけになれたら」と笑顔で話した。

(※)ビキニフィットネス:ボディービル・フィットネス競技の部門の一つ。バランスのとれたプロポーション、肌のツヤ、ハリだけでなく、髪形やメークなども含め総合的に審査する。トレーニングで作り上げた曲線的な美しさを重視し、特に細くくびれたウエストや丸みのあるヒップ、しっかりつくられた脚などが評価される。

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