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やってみた! 記者が夏チャレ > ソロキャンプ

たき火はガスバーナーで着火し、調理にはカセットコンロを使い手軽にできた

 誰もがきっと一つくらいは持っている「いつかはやってみたい」-。新型コロナウイルスによる行動制限が緩和された今年の夏。ぐっと気持ちが高まる。記者それぞれがチャレンジしてみた。(随時掲載)

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<星空の下で非日常満喫>

 テントを張ってきれいな空気を吸いながら自然の中で過ごす。憧れはあったもののほぼ体験したことのないキャンプ、しかも1人で過ごすソロキャンプをやってみた。

 石巻市北上町のお隣、南三陸町の神割崎キャンプ場におじゃました。フリーサイトは最大35組のテントを張ることができ、オートサイトは20区画ある。レンタル用品が充実していて初心者でも挑戦しやすい気がした。

 受付で場内の説明を受け、レンタル品を受け取る。今回はフリーサイト利用でソロテントやたき火台、テーブル、ランタン、ガスバーナーなどを借りた。場所選びから迷ったが、高い場所から海を望める一角でテントの設営を始めた。

 テントは1人が横になれるぐらいの小スペース。設営は簡単な方らしいが、説明書を読んで組み立てているとインナーテントにかぶせるフライシートでつまずいた。動画投稿サイトの映像も駆使してポールの位置などを確認し、2時間ほどでなんとか完成した。

 設営にはてこずったが外での食事は格別で、満天の星空の下でたき火をして過ごす時間はゆったりしていた。この日はフリーサイトの約15組のうち半数ほどがソロキャンパーだったそうで、こだわりのキャンプ用品に囲まれて1人の時間を満喫している様子だった。

 絶好のロケーションと非日常感に加え、苦労した分味わえる楽しみがあると知った。神割崎キャンプ場は2021年から冬季も営業し、通年利用できる。季節を変えたらまた違う楽しみ方ができそうだ。

 利用は入場料と各サイト利用料が必要。連絡先は0226(46)9221。
(及川智子)

■上達のこつ/神割崎キャンプ場チーフの及川渉さん(41)

 テントの設営は慣れるとスムーズにできるようになる。キャンプ場のルールや基本的なマナーを守りながらスキルを上達させてほしい。

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