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旧大須小に合宿所誘致を 雄勝地区で「動く市長室」 住民20人参加、要望伝える

雄勝地区の課題を共有した動く市長室

 石巻市は22日、市長が地域に出向いて住民の声を聞く「動く市長室」を、雄勝硯伝統産業会館で開いた。住民約20人が参加し、市長に要望を伝えた。

 大須地区の男性は、2017年に閉校した旧大須小について質問した。以前、救助訓練で地区を訪れた自衛隊関係者を学校に案内したことを報告し「国の機関の合宿所などとして誘致してはどうか」と提案した。

 斎藤市長は「利活用に向け他にも見学に来ている団体はあるが、決定打が出ない状況だ」と説明した。

 水浜地区の男性は「道路沿いに倒れそうな木がたくさんあって危険だ」と訴えた。斎藤市長は「土地の所有者を特定して速やかに撤去をお願いする。持ち主が分からない場合などはどう対応するか、弁護士と相談する」と述べた。

 船戸地区の女性は、東日本大震災の移転元地の除草を要望した。「ススキだらけになって近くに住む人の迷惑になっている」と説明。市雄勝総合支所は「早急に対応する」と応じた。

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