盆踊り、旧石巻市12町内会が結集 町おこしの輪広がる
旧石巻市内の12町内会による合同の盆踊り大会が20日、同市中央2丁目の市かわまち交流広場で初めて開かれた。
世帯数の減少などで各町内会規模での開催が困難になっているところが多く、旧市内の12町内会で組織する石巻地区町内会長連絡協議会が主催した。かわまち交流広場が整備されたことや、新型コロナウイルスによる行動制限の緩和が図られたことも開催のきっかけになった。
集まった人たちは「大漁唄(うた)い込み」「石巻音頭」などに合わせて、輪になって踊った。各地区の飲食店のテントやキッチンカーなどが出店し、カレーやかき氷などの屋台が並んだ。
石巻小6年の戸内璃子さん(11)は、友人らと一緒に参加。「みんなで盆踊りをするのは初めて。難しかったけど楽しかった」と話した。母の佳奈子さん(38)は「湊地区に住んでいるが、夏祭りはあっても盆踊りをしたかどうかは記憶が曖昧。夏らしさを感じる」と話した。
実行委員長の吉田一男さん(73)は「各町内会、地元飲食店の協力で開催できた。町おこしや夏休みの思い出になれば」と語った。
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