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合宿で実践力磨き 東松島の小中学生、塩作り体験や防災ワークショップ

流れてきたブドウをつかもうとする参加者
カードゲームで防災を学ぶ参加者ら

 東松島市の小中高生でつくる実行委員会が中心となってイベントを企画、運営する取り組み「キミノいろどり」の志合宿が12日から13日まで1泊2日の日程で、同市宮戸の県松島自然の家であった。市内の小学生12人が防災ワークショップや流しそうめん、塩作りの体験プログラムなどに臨んだ。

 防災ワークショップでは国土交通省がインターネット上で配布している防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」を使用。カードを並べると大雨や洪水、津波の特徴や性質を表した文章ができ、参加者は順番にできた文章を読み上げた。

 矢本東小5年の岡元絢弥(あや)さん(10)は「津波の時に車で逃げると渋滞に巻き込まれて流されてしまうことを知り、勉強になった」と話した。

 12日の昼には流しそうめんを行った。途中からはミニトマトやブドウ、ゼリーなども流され、参加者は歓声を上げて楽しんだ。

 赤井南小4年の木村吏玖(りく)君(9)は「流れてくるものをつかむのが楽しかった」と笑顔で語った。

 志合宿の目的は、同世代の交流を深め、考察力・実践力を向上させること。主催したNPO法人いろどり・みんなのみちの浅野和久代表理事(38)は「学年や学校が違う中、自分の役割を見つけて協力し、合宿のプログラムを達成してほしい」と期待した。

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