社会人ラグビー「ライオンファングス」、石巻で教室 小学生に基礎を徹底指導
日用品メーカーライオンの社会人ラグビーチーム「ライオンファングス」の選手30人が20日、石巻市を訪れ、市総合運動公園で小学生を対象にラグビー教室を開いた。
石巻市のラグビーチーム「石巻ライノス」に所属する小学生を中心に、計44人が参加。低学年、中学年、高学年や経験の有無でグループに分かれ、それぞれ選手たちから指導を受けた。
高学年のチームは、ボール回しやランニングで準備運動をした後、パスで相手を抜く練習に挑戦。オフェンスとディフェンスで2対1や3対2に分かれ、基礎的な動きから確認した。
ライオンの選手は「上手になるために、大きな声でパスを呼んでほしい」と説明。実際に見本を見せながら、「ランニングをしながらしっかりとパスを受ける」「相手を引き付けてから投げる」「もらう側も声をかけて、自分の位置やタイミングを伝えて」と呼びかけた。
石巻ライノス主将の鈴木誠君(12)は「相手を引き付けてパスする大切さを学んだ。社会人選手はすごく上手で、優しく丁寧に教えてもらえた」と話した。
ライオンは石巻でのラグビー教室を2012年から開催。同社は19年に、東日本大震災からの復興や市民の健康作りなどで協力しようと、石巻市と包括連携協定を結んでいる。
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