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移住定住策を新提案 杏林大生、東松島で研修 来月1日に成果報告

東松島市役所で渥美市長(左)と懇談する杏林大の学生たち

 杏林大(東京)総合政策学部の1、2年生計6人が9月2日まで、12泊13日の日程で東松島市に滞在し、移住定住先として同市が選ばれるための提案を行う。

 昨年3月に市と結んだ包括連携協定に基づき、地域の課題解決に向けた研修先として訪れた。同大は市から「移住定住先として東松島を選んでもらうには」との提案を受け、6人の学生が参加した。

 「他市町村から東松島市への移住問題に興味を持ち、自分がそこに関わっていきたいと考えた」「宮城の漁業との関わりの中で地域復興につなげられるような取り組みを考えていきたいと思い選択した」といずれも意欲十分だ。

 21日に学生たちの訪問を受けた渥美巌市長は「約2週間、地域を歩いてもらう。課題を見ながら東松島のファンになってほしい。若い人の意見や発表を注視し、参考にしたい」と話した。

 リーダーの総合政策学部2年雨宮優太さん(19)は「行政が気付かないような東松島市の新たなポテンシャル、可能性について提案したい」と抱負を述べた。

 学生は市の研修・移住定住施設に宿泊。観光資源を見て回り、地域おこし協力隊の隊員やOB、ノリ養殖業者の話を聞くほか、宮野森小を見学し地域の人たちとボランティア活動をする。

 9月1日午後4時から市役所で学生の視点を生かした提案の報告会を開く。

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