県議選、告示まで2カ月 4議席に出馬意向6人 定数1減、8年ぶり論戦
任期満了に伴う県議選(10月22日投開票)は、10月13日の告示まで2カ月を切った。石巻・牡鹿選挙区は定数が5から1減り4となる。現時点で現職5人のうち4人、新人2人がそれぞれ立候補の意思を表明した。前回2019年は無投票だったため選挙戦は8年ぶりとなる見込みで、活発な論戦が期待される。東松島選挙区(定数1)は、現時点で現職以外に動きはない。
石巻・牡鹿選挙区の現職は、自民党の佐々木喜蔵氏(74)が7選を目指す。立憲民主党の坂下賢氏(61)は、連合の推薦を得て7選を期す。共産党の三浦一敏氏(73)は4選を狙う。自民会派の本木忠一氏(65)は無所属で6選に挑む。自民の池田憲彦氏(70)は態度を保留している。
新人は、石巻市議の佐藤雄一氏(43)は日本維新の会から、元高校教諭の橋浦清紀氏(59)が無所属で、それぞれ立候補する意向。
補選を除き、新人が出馬するのは11年の三浦氏以来12年ぶり。前々回15年は5議席を現職と元議員の計7人が争い、前回19年は無投票だった。
8年ぶりの選挙戦を、現職の一人は「有権者に候補者の主張を知ってもらうきっかけになり、論戦も活発になるだろう」と歓迎する。
東松島選挙区は、3選を目指し自民現職の高橋宗也氏(61)が出馬を予定する。他に目立った動きはない。
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