農水産業支援を県に要望 東松島市、県職員らと視察
東松島市と市議会は8月22日、市内の農林水産業振興に向けた施設整備や事業支援を県に要望した。市議や県職員ら約60人が現地を視察した。
要望は、圃場整備の推進や排水機場、農業用排水路の早期整備など17項目。渥美巌市長と小野恵章議長らが、県東部地方振興事務所の石川佳洋所長、県仙台地方振興事務所の高橋義広所長、地元選出の高橋宗也県議に要望書を提出した。
参加者は圃場整備の計画が進む深谷西地区や上下堤・川下地区などの水田地帯を視察。東日本大震災で地盤沈下し、アサリの漁場再生を目指す長浜海岸、県が防災重点ため池に選定している牛網地区のため池の状況も確認した。
石川所長は「要望事項は切実。思いを受け止めて取り組みたい」、高橋所長は「意見を真摯(しんし)に受け止め、良い方策を探る」と話した。
要望では、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に伴う風評被害に対し、実態に見合った賠償を国に働きかけるよう求める内容も盛り込んだ。
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