松島湾で海中転落者を救助 県漁協鳴瀬支所に感謝状 宮城海保
宮城海上保安部は5日、海中転落者を救助した県漁協鳴瀬支所に感謝状と盾を贈った。
7月27日午後10時半ごろ、船釣りをしていた同支所組合員の漁師高橋源助さん(76)と妻が、松島湾の大夜鳥島西側に転覆している全長1.6メートルのミニボートと首から上だけ海面に出ている男性を発見した。
高橋さんらが付近を航行していた支所組合員の船に救助を要請したが、船体が大きく近づけなかったことから他の小型船を手配し、現場に向かわせるなど、連携した救助活動を展開。男性を引き揚げ、東名漁港まで搬送し、119番した。
鳴瀬支所で授与式があり、代表して感謝状を受け取った高橋さんは「こんなにうれしいことはない」と話した。
木下秀樹宮城海上保安部長は「一致協力したすばらしい救助だった。男性は救命胴衣を着用し、海水温が高かったことが生存につながった」と講評。加えて「男性は連絡手段を携帯していなかった。万が一のために、携帯電話などの連絡手段を持って行くようにしてほしい」と呼びかけた。
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