自殺予防週間 心の悩みを相談窓口に 石巻市、高校生らに資料配付
自殺予防週間(10~16日)に合わせ、石巻市は12日、JR石巻駅前で、心の健康相談窓口や「心のSOS」などについてまとめた資料を通勤通学する会社員や高校生らに配った。
市健康推進課と総合支所市民福祉課の精神保健担当者、傾聴ボランティアの12人が、資料と除菌シート約700セットを「おはようございます」などと声をかけながら配った。
昨年の全国の自殺者は約2万人に上り、石巻市でも近年は20代と30代の死因で自死が最も多い。市は「子ども・若者への支援強化」と「働き盛り世代への対策」を目指して高校生などの若者をターゲットに、通勤通学時間に合わせた駅前での配布を行った。
活動は市が2019年3月に策定した自死対策推進計画の一環。健康推進課保健師の阿部敏恵さんは「普段の生活の中で、悩んでいる人に声をかけられる地域になってくれることを願う」と話した。
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