菓子作りの技術磨く 河南桃生組合会員が講習 特養ホームに作ったケーキ寄贈
河南桃生菓子組合(会員10人)は4日、組合加盟菓子店の技術向上などを目指した講習会を石巻市鹿又の菓子店「風月堂」の工場で開いた。
開催は6年ぶりで、組合加盟店など15店舗が参加。講師は食品卸売業者「みちのくフードサービス」(仙台市)の鈴木行成課長が務めた。
鈴木課長がカップケーキや豆蒸しパンなど5種類の商品を提案し、作り方やこつ、生地の状態などを教えながら実際に調理。参加者は自分の店舗で作るときや他の材料を混ぜるときはどうしたらいいか、質問しながら講習を受けた。
参加した同市旭町の島津麹店の6代目の佐藤光弘さん(38)は「ゼリーなど風月堂とコラボした菓子は作ってきたが、自分でも商品を作り販売したいと思い参加した。プロに一から学ぶことができて良かった。こうじを使った菓子開発に役立てたい」と話した。
風月堂社長で同組合の会長を務める佐藤恵昭さん(75)は「簡単で良い菓子をみんなで学び、みんなでレベルアップを目指す。これを機にいろいろな分野での講習会などが復活すると良い」と話した。
講習会で作ったスティックケーキ約70個は同市鹿又の特別養護老人ホーム「花水木」に寄贈された。
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