「ツール・ド・東北2023」あす開幕 2100人、復興体感のペダル
東日本大震災で被災した県沿岸部を自転車で巡る「ツール・ド・東北2023」(河北新報社、ヤフー主催、三陸河北新報社など共催)が16、17の両日、石巻地方を中心に開かれる。10回目となる今回は、コースの数を昨年の2から5に増やし、参加者数は約2100人に拡大。被災地を走り、復興を体感する。
16日は「奥松島グループライド&ハイキング」(70キロ)を4年ぶりに実施する。東松島市の市震災復興伝承館や旧野蒜駅といった震災遺構、大高森などに立ち寄る。
17日は石巻、気仙沼、女川、南三陸の2市2町の65~210キロの4コースを走る。
各コースには休憩所となるエイドステーションを設置。地元の特産品を使った「応“縁”飯」が配られ、参加者の心と体を癒やす。
発着点は両日ともに石巻専修大。会場では石巻焼きそばやサバだしラーメンなどの地元グルメが味わえるほか、サイクル用品の展示・販売ブースもある。
16日は午後1時半から、ステージイベント「応“縁”フェス」を開催。石巻広域消防音楽隊の演奏や、石巻好文館高書道部が書いた横断幕の贈呈式のほか、お笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘さん=東松島市出身=のトークショー、モデル道端カレンさんによる抽選会がある。
17日正午からは地元で活躍する団体がステージパフォーマンスを行う。石巻市広渕地区の「河南鹿嶋ばやし」の演奏や、石巻で活動するダンスチーム「SPARKLE」などが登場する。
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