石巻・東農業倉庫126トン、全て1等 2023年産米等級検査始まる 猛暑影響なく
いしのまき農協の2023年産米等級検査が14日、石巻市高木と東松島市矢本、小野の農協倉庫で始まった。5月中旬の低温により生育が遅れたものの、天候が回復し、平年並みに育った。7月の梅雨明け後は高温多照で順調に育ち、収量は良好と見込まれている。
石巻市高木のJAいしのまき東農業倉庫では生産者11人のササニシキ3トン、ひとめぼれ123トンを検査した。検査員がコメの見た目や色つやなどを入念にチェックし、等級を付けた。午前中には検査を終え、全て1等だった。
同農協が生産者に支払う概算金は、1等米1俵当たり、ひとめぼれが(1俵60キロ)1万1600円(前年比1200円増)、ササニシキが1万1900円(前年比1300円増)で、今年の集荷目標は41万俵。
いしのまき農協石巻営農センターの今野朝夫センター長は「質も量も良く、猛暑の影響はほぼないと思われる。ぜひ多くの人に新米をおいしく食べてほしい」と話した。
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