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石巻・はやしそろばん、全日本で活躍 団体(中学生以上)、個人総合で優勝

獲得した盾や賞状を手に笑顔を見せる生徒たち

 第41回全日本珠算技能競技大会(公益社団法人全国珠算学校連盟主催)で、石巻市双葉町のはやしそろばん総合学園の生徒が、団体や個人で優勝するなど好成績を収めた。

 かけ算や割り算、見取り算などを競った。団体職員松川りかさん(19)、石巻高2年林春貴さん(17)、石巻中3年林諒さん(15)のチームは第2部(中学生以上)の団体総合で優勝。全員が満点の900点を獲得し、計2700点で頂点に輝いた。はやしそろばんの団体総合優勝は5年連続。

 個人総合と読み上げ算でも優勝した松川さんは「検算しながら解くなど、時間に余裕が出るよう工夫した。不安だったが満点で優勝してうれしかった」と笑顔で語った。

 フラッシュ暗算で優勝するなど個人でも好成績を収めた林諒さんは「苦手な見取り算も練習して克服した。個人総合で松川さんに負けたのが悔しい」と話した。

 第1部(小学生)の団体総合で準優勝し、個人総合で2位になった仙台市宮城野区の福室小6年加納理央君(12)は「団体で同じチームの仲間より良い点数を取ろうとライバル意識を持って臨んだ」と満足そう。

 はやしそろばん総合学園講師の林龍司さん(47)は「そろばんは個人競技だが、選手同士の仲が良いのが学園の特長。中高生以上が小学生たちを引っ張ってくれている」と語った。

 大会は東京のアルカディア市ケ谷で7月30日にあり、全国23の都道府県から213人が出場した。

 はやしそろばん総合学園生徒の成績は以下の通り。

【第1部(小学生)】
◇団体総合 
 準優勝 宮城(加納理央)
◇個人総合 
 (2) 加納理央

【第2部(中学生以上)】
◇団体総合 
 優 勝 宮城(松川りか、林諒、林春貴)
◇個人総合 
 優 勝 松川りか 
 準優勝 林諒 
 (2) 林春貴、吉田成希(なの)、遠藤健斗、亀山太陽 
 (3) 小山栞奈(かんな)
◇読み上げ暗算 
 準優勝 松川りか 
 (2) 亀山太陽、遠藤健斗、林春貴 
 (3)林諒、吉田成希
◇読み上げ算 
 優 勝 松川りか 
 (2) 遠藤健斗、亀山太陽 
 (3) 林春貴、林諒
◇フラッシュ暗算 
 優 勝 林諒 
 準優勝 遠藤健斗 
 (2) 亀山太陽 
 (3) 松川りか

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