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空き地への苦情、雑草やごみ投棄など年260件 石巻市議会一般質問

 石巻市議会9月定例会は21日、一般質問を始めた。民間の空き地管理に関する質問があり、市は苦情や相談が年間約260件に上ることを明らかにした。

 市によると、雑草の繁茂に対する苦情と相談が約200件と最も多く、ごみの投げ捨てが約10件、蜂など害虫の発生が約10件、その他が約40件あった。相談件数は年々増加傾向にあるという。市職員が現場を確認し、指導の必要があれば所有者に通知・勧告するなどし対応を求めていると説明した。

 議員は「困っていても、私有地だから手が出せない。きちっとした法律を整備してもらう必要があるのではないか」と指摘し、斎藤正美市長は「中央要望の機会などを捉え、国に法整備を働きかけたい」と答弁した。

 石巻魚市場(石巻市魚町)周辺に、水産業支援や観光振興につながるよう産直施設の設置を求める意見があった。市産業部は「公設のハード整備は難しいが、民間事業者の機運が高まり、相談があれば市も協力しながら一緒に考えていきたい」と答えた。

 遠藤宏昭、阿部和芳、斎藤澄子、早川俊弘、木村美輝の5氏が質問した。

戸籍システムに障害、証明書発行できず

 石巻市は21日、戸籍システムに障害が発生し、市役所窓口やコンビニなどで戸籍証明書などの発行ができない状態が続いていると発表した。

 市によると、20日朝から戸籍システムにアクセスできなくなった。原因は調査中。22日中の復旧に向け、原因の究明と復旧作業を進めている。

 斎藤正美市長は市議会9月定例会で行政報告し「市民の皆さまに多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と陳謝した。

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